〈当用書札〉女筆姫小松（江戸中期後印）【判型】大本3巻1冊。縦263粍。 【作者】中川内記（和孝・華洛散人）作・跋。蘭渓書。 【年代等】宝暦2年初刊（［大阪］鳴井茂兵衛（伊丹屋茂兵衛）板）。江戸中期再刊（［大阪］糸屋市兵衛板）。 【備考】分類「往来物」。『〈当用書札〉女筆姫小松』は、散らし書きの女筆手本類。筆者は男性であろう。上巻は新年状以下12通で主に春から初秋（七夕）までの手紙、中巻は七夕祝儀の礼状（上巻末尾1状の返事）以下12通で初秋から初冬にかけての手紙とその他用件の手紙、下巻は詠歌を拝見したい旨を伝える手紙以下15通で、歳暮までの手紙や婚礼祝儀状、また諸事に伴う手紙などを収録する。四季折々の贈答の文を中心に、季節毎の外出・見物や、特に和歌のやりとりについての例文が目立ち、全文を大字・所々付訓の散らし書きで認める。各巻巻頭に2葉ずつ、合計6葉の女性風俗図を載せる。 ★原装・題簽付・状態良好。記名なし・蔵書印なし。稀書（全国に所蔵数カ所（国文学研究資料館DB））。【参考価格（初出品時の相場）：3冊揃いの宝暦板を約8万円で購入】。商品の情報カテゴリー : 本・音楽・ゲーム > 本 > その他商品の状態 : やや傷や汚れあり発送元の地域 : 埼玉県