【商品の説明】
 仙厓が描く道釈画の画題の一つである。 神農図はそれほど多いとは 言えないが、立像図もまた類例が少ない。 神農は中国古典においては黄帝と共に漢民族の祖とされた。 我が国においては農耕・薬草・商業の神として古来から崇められ その精神性は現代まで受け継がれている。特に『神農百草なめて日に七十二毒に遭う。茶を得てこれを解けり』 この古語のとおり茶の薬事効能の発見により「茶」が高価な良薬として伝聞されのち、 茶の湯の発展につながり、後世の日本人は茶道の奥義が五行説によって成立していることをしるのである。

サイズ：本紙８７．７㎝×２９．４㎝  総丈１７２．０㎝（軸棒は含まない） 横４７．７㎝（軸先から軸先まで）     表装 どうホエ一文字風袋表具。一文字…白地唐草金襴。 中廻し…薄紺地唐草紋緞子。          天地…薄黄地大唐草紋仙通。 軸先 九分（２．７㎝）       箱 時代桐箱 サン蓋 タトウ紙付 『神農能図 仙厓和尚筆』旧蔵者箱表書きと写真鑑定書在中。       （昭和甲辰孟春自書あり、文鳳堂朱印あり）        文鳳堂とは福岡県旧門司市（現在北九州市）に昭和中期まであった老舗古美術商高橋文鳳堂のこと。     

【商品の状態】
   本紙 時代ヤケと小折れあり。
   寸法の誤差はご容赦ください。   色調の表現は私感による。   返品は出来ません。

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